【無料掲載】2016AFCアジア・チャンピオンリーグ・グループステージ第5節・シドニーFC戦[ミハイロ・ペトロヴィッチ監督][監督コメント]

○ミハイロ・ペトロヴィッチ監督
今日のゲームは両チームにとって非常にハードな、いいゲームだったと思います。ピッチがもう少し、いい状態であれば、我々にとっても相手にとっても、もう少し内容のいいゲームができたと思います。試合前から、相手は高さのある選手をターゲットに長いボールをいれて、そこから攻撃を仕掛けることは予想していましたが、選手たちはいい対応をしてくれました。反対に、我々も自分たちが狙いとする攻撃からいくつか得点してもおかしくないような決定的なチャンスが作れたと思います。

今日の引き分けという結果をもって、シドニーFCと同様にグループステージを突破することができました。アウェーで1ポイントを取り、目標とするグループステージ突破を決めたことは、ある程度は満足できる出来だったと思います。この先、両チームが勝ち上がり、もう一度この素晴らしいシドニーで、シドニーFCと対戦できることを心から願っています。

Q 山東と対戦する時のイメージは?
私がサンフレッチェ広島を率いている時、一度同じグループに入って対戦したことがあります。広島でのホームでは負け、アウェーで勝利することができました。我々が戦っているのはアジア・チャンピオンズリーグであり、参加しているチームの全てが質の高い、手強い相手。最近の中国リーグは大きなお金を投資して、世界のトッププレーヤーを獲得してチームの質を上げてきています。山東も非常に手強いチームです。これからしっかりと相手を分析し、どんな戦い方を練っていくのかを模索したい。

Q 熊本地震の被災者の方々の勇気と希望を与えられるような試合をしたいと言っていたが、それはできたか?
あなたはどういう風にご覧になりましたか? 私は選手たちが非常にハードに戦ってくれたと思っています。なぜなら、今日のピッチというのは我々のサッカーにとって不利でした。ピッチ状況が悪いなかでは我々のようなパスサッカーは非常に発揮しにくい。長いボールを蹴り、球際で強く戦ってくるという相手の戦い方は体の大きさを考えても、相手の方が有利に運ぶようなピッチ状況だった。それに加え、我々は連戦を戦っています。公式戦を4日前に戦い、長い移動の末にここにきて試合をしています。かたやシドニーはすでにリーグ戦を終え、10日間ほどの十分な休息期間を経て戦っていました。我々に不利な状況でしたが、選手たちはよく走り、戦い、地震で被災した方々に勇気と希望を与えるような戦いをしてくれたと思っています。

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