【無料記事】2016ACLグループリーグ第5節・シドニーFCvs浦和レッズ[グラハム・アーノルド監督、ブランドン・オニール選手]試合前日記者会見

グラハム・アーノルド監督

Q  今回の試合に対する準備の状況は?

 

アーノルド監督「最後のAリーグが終わって10日間空いたが、ゲーム感覚は大丈夫だ。選手もシーズンが終わって十分休めている状況なので、メンタル的にもフィジカル的にもフレッシュな状況で臨める。明日の試合はとても楽しみだ」

 

Q 浦和の印象は?

 

アーノルド監督「彼らは機動力のあるチームで、システムも守備の時は51を使ったり、攻撃の時はまた変わる。とても変動的に選手が動くチームなので、普段Aリーグを戦っている選手にとってはやりにくい相手になるだろう。ただ、一度日本で試合をしていることもあるし、今回の彼らは韓国や中国のチームと違って9時間、10時間のフライトで来るため、我々にアドバンテージがある。ただ、彼らをリスペクトする気持ちはある。自分たちとしては、浦和はイングランド・プレミアリーグでいうマンチェスター・ユナイテッドのようなサポーターの規模を持っている。だから明日のゲームは楽しみな試合になる。シドニーファンだけでなく、攻撃的なサッカーを見られるので、ニュートラルなファンも是非たくさん観に来てほしい」

 

Q 今回、シドニーFCはリーグ戦で7位に終わったが、ACLでは好成績を残している。その要因は?

アーノルド監督「基本的に今回はハードスケジュールで、元々シドニーは選手数が少ないので、どうしてもどちらかに主力選手を起用して集中しないと難しい。そこで今回は初めからACLで主力選手を起用することでAリーグの結果が良くなかった。だからといってAリーグを捨てたわけではない。元々Aリーグに送り出した選手も信頼していたが、日程的に厳しかったということだ」

 

ブランドン・オニール選手

Q  浦和にどういったイメージを持っているか。

ブランドン・オニール選手「自分だけでなく、選手全員が浦和というチームが日本でもトップ、強豪であることを知っているし、チーム、選手だけでなくサポーターも熱狂的であることを知っている。もちろん一人ひとりに技術の高さがあるし、代表選手もいるが、自分たちもとても自信を持っている。ホームでやる以上、Aリーグでの成績が振るわなかったこともあり、ファンは期待しているだろうし、自分たちも気合が入っているので、明日は勝ちに行く」

 

Q  昨日はここでラグビーのゲームがあった。その影響は?

アーノルド監督「自分は始めの15分だけ、そのラグビーの試合をテレビで観た。幸いなことに両チームともピッチの真ん中を使わずに両サイドをたくさん使っていたので、真ん中はまだピッチが良い状態なのではないかと思う。ただ、今はラグビーのシーズンなので仕方がない。元々今回は火曜日に試合をするはずが、スケジュールの都合で水曜日になった。だが、一日ずれたことで、その点の日程面の余裕はある。またピッチが荒れた状況は、常に埼玉スタジアムの良いピッチでプレーしている浦和のほうが影響を及ぼすのではないか。彼らにとってやりずらくなるように思うので、自分たちはそのアドバンテージを活かしたい」

 

A 前回の試合、浦和でのアウェーの試合はどうだったか?

「浦和がまだシーズン初戦の試合で、彼らもコンディション的に完璧ではなかった分、彼らが試合を支配していたけども、我々の個人のミスで試合が決まってしまったのが残念だ。今回は我々が10日間休んでリフレッシュした分、アドバンテージがある。彼らは今回アウェーで、土曜日に試合をして10時間のフライトを経て臨む。そのアドバンテージを活かしたい」

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