【島崎英純】2014シーズン浦和レッズ総括4(2014/12/19)

リーグ中断期間に取り組んだこと

2014シーズンのJリーグは6月から7月にかけてブラジル・ワールドカップが開催された影響で約1か月の中断期間があった。これはドイツ・ワールドカップが開催された2010シーズンも同様で、2010シーズンの浦和レッズはフォルカー・フィンケ監督体制下で中断期間中にオーストリア・グラーツ近郊でキャンプを張っている。そして今年は第14節のセレッソ大阪戦を1─0で勝利した後に約2週間のオフ期間を設け、続いて静岡県内で2週間のキャンプを実施した。

ミハイロ・ペトロヴィッチ監督は静岡キャンプで徹底した戦術整備を行った。浦和はブラジル・ワールドカップの日本代表にGK西川周作ひとりしか輩出できなかったが、その分、西川以外の全選手がキャンプに参加することができ、チーム構築をスムーズに行える恩恵があった。膝の手術でブラジルへ帰国していたマルシオ・リシャルデスも今キャンプでチームへ再合流したこともあってチームには一体感が芽生え、非常に雰囲気の良い、それでいて引き締まったトレーニングが行えたように思う。

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