勝負を左右した先制点の行方。3試合連続4発の爆発で首位を快走【島崎英純】2014Jリーグ第23節・清水戦レビュー(2014/9/14)

マッチアップの形からカウンターを狙ってきた清水

清水エスパルスは浦和レッズのシステムに合わせて3-4-2-1の布陣を採用してきた。浦和と異なる点は大前元紀と高木俊幸の両アタッカーがワイドに開くポジションを取っていたことくらいで、その他はほぼマッチアップする形で対峙した。興味深かったのは本来ボランチの六平光成をリベロで起用した点で、おそらく大榎克己監督は彼のポジションを上げ下げしてバックラインと中盤の構成をフレキシブルに変化させたかったと思われる。しかし六平がマークすべき相手は浦和1トップの興梠慎三で、興梠の動き出しは機敏で神出鬼没だった。その結果、六平は中々主体的に動き出せず、常に興梠の監視に奔走する必要に迫られていた。

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