リーグタイトル、そしてチームスタイルが俄然相手に通用することを証明するために、明日の試合は正念場になる。【島崎英純】2013Jリーグ第17節・横浜戦プレビュー(2013/7/16)

相手の研究に遭って持ち味を出せないでいる。

前節の川崎フロンターレ戦は何の言い訳もできない惨敗だった。選手たちの動きは終始緩慢で、浦和レッズは相手の『浦和対策』に成す術なく敗れた。

最近の浦和の試合内容は似ている。長いリーグ中断期間の中でチーム戦術を熟成させた浦和は明け初戦のナビスコカップ準々決勝・セレッソ大阪との第1戦で結果、内容ともに相手を上回って快勝した。この時のC大阪は実戦感覚が乏しく低調にも関わらず真っ向勝負を挑んで浦和に玉砕した。続く準々決勝第2戦ではレヴィー・クルピ監督が対策を施して各選手がマッチアップする形を採って浦和の戦術を抑えにかかり先制点を奪ったものの、梅崎司の個人能力でそれをこじ開けた浦和が戦況を打破してドローに持ち込み難なく準決勝進出を果たしている。

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