【島崎英純】2012Ｊリーグ第14節・Ｇ大阪戦レビュー(2012/6/17)

2012年06月17日 11時55分　
カテゴリ：レビュー • 島崎英純
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浦和のコンディション不良が目立った

負けゲームだった。試合の大半でガンバ大阪が主導権を握り、浦和レッズは守勢に回った。

15分の先制点はお粗末なものだ。今季何度も喫しているセットプレーからの失点は看過できない。正直、はらわたが煮えくり返る思いだ。パウリーニョの左ＣＫに対してＦＷ佐藤晃大はマーカーの坪井慶介を上手く外し、誰よりも速く高く跳んで上から頭でボールを叩きつけた。ほとんどプレッシャーを受けずにシュート出来たことで球足が速く、ＧＫ加藤順大は必死にボールを弾いたがゴールに収まってしまった。このシーンではＧＫを責められない。単純にマークを外されてノーマークで佐藤のシュートを許した坪井の責任だ。

こんな単純に、簡単に失点するチームが勝てる可能性など本来ならほとんどない。しかもＧ大阪はここまでの低成績から挽回を図るべくチーム状況を改善して今試合に臨んできた。遠藤保仁と今野泰幸は日本代表招集の疲労を考慮されてかベンチスタートだったが、約３週間のインターバルの中で沖縄・石垣島キャンプを組んでまで調整を重ねてきた松波正信監督の思惑としては、代表でチームを理脱した選手ではなく手元で熟成を重ねたメンバーで、まずは腕試ししたかったのかもしれない。

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