【FUKUDA’S EYE】2012J1第10節・ジュビロ磐田戦 プレビュー(2012/5/5)

ここ2試合、大量失点している磐田

磐田は前節の川崎戦で、フォワードの山崎が復帰してきている。前線のアタッカーには選手が複数いて、1トップに入る前田を頂点に、これまではトップ下に阿部、左サイドに松浦、右サイドに山田という形が多かったが、山崎が復帰してきたことで菅沼実も含めて選択肢が増えた。ボランチには山本康裕と小林が入り、センターバックはチョ・ビョングクと藤田、右サイドバックに駒野、そして左サイドバックには最近金沢が入ることが多くなっている。山本康裕は今節出場停止のため、ロドリゴソウトが起用されるかもしれない。

ここ2試合、磐田は大量失点している。前々節のセレッソ大阪戦では先に3点取られ、終盤に2点を返す展開。そして前節の川崎戦も4失点と、2試合で7失点を喫している。システムとしては4-2-3-1で変わらずやってきていて、彼らのスタッツを見ると非常にシュート数が少ない。前田がシュートを打つシーンもほとんどなく、綺麗にサッカーをやろうとしていて、リーグ戦の序盤は上手く勝ち点を拾うことができていたが、ここにきて失点が増えている。シュート数の少なさが象徴するように、攻撃面で強烈な迫力を出せていない。

(残り 2626文字/全文: 3127文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »