【FUKUDA’S EYE】2012J1第7節・大宮アルディージャ戦 レビュー(2012/4/24)

浦和をしっかりと分析してきた大宮

大宮戦は、結果としては残念なものとなってしまった。いつも思うことだが、ダービーに対して浦和よりも大宮のほうが高いモチベーションを持って臨んでいると感じられた。過去、浦和のほうが上位にいた時期が長いにもかかわらず、結果もほぼ五分となっている。ナビスコカップが週の途中に挟まる日程上の問題もあったかもしれないが、大宮がしっかりと、戦術的な部分や気持ちの部分をダービーに向けて準備してきた、その違いが表れた試合だと思う。

試合後に大宮の鈴木監督にも話を聞くと、ペトロヴィッチ監督のサッカーは広島時代から特徴的な形を採るから、それに対してしっかりと対応をした、準備をしてきたという話をしていた。具体的にどこまでという話は聞けなかったが、マルシオに対してカルリーニョスが必ずファーストディフェンスでついていたのが目に付いた。浦和の攻撃を抑えるためには、柏木とマルシオの2シャドーと、両アウトサイドを抑え込むのが大きなポイントとなってくる。両アウトサイドに入ったチョヨンチョルと渡邉大剛のディフェンスも含め、相当徹底して守備陣形を整えていたのが印象的だった。

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