【島崎英純】2012Jリーグ第6節・神戸戦プレビュー(2012/4/13)

鹿島戦で見せた今季のサッカースタイル

Jリーグ第5節を終えて3勝1分1敗の6位につける浦和レッズは明日、埼玉スタジアムでリーグ12位のヴィッセル神戸と対戦する。

前節、鹿島アントラーズと対戦した浦和は敵地で3-1の逆転勝利を果たした。試合開始早々FW興梠慎三に先制点を奪われたものの、直後にマルシオ・リシャルデスが同点ゴールを決め、その3分後にはポポのゴールで逆転するという劇的な展開となったが、それは浦和の攻撃の殺傷能力を示したものであり、今季のサッカースタイルの特長が顕著に表れた事象でもあった。

特に浦和の前線ユニットは秀逸だった。1トップにポポ、インサイドハーフに柏木陽介とマルシオ・リシャルデスの布陣は今季初で、練習試合でもほとんど試されたことはなかったが、そのコンビネーションには目を見張るものがあった。特に速攻時の各選手の動き出し、フォロー、相手ペナルティエリア内への飛び出しには連動性と献身性があり、各選手の個性が良い意味で突出していたように思う。

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