【FUKUDA’S EYE】2012J1第4節・川崎フロンターレ戦 レビュー(2012/4/3)

スタジアムが一体となって勝ち点を拾った

最終的な結果を見ると、勝ち点1をよく取ることができたと言えるゲームだろう。最後の局面で集中してみんなで守り、スタジアムが一体となって勝ち点を拾うことができた。試合全体を見てどちらのゲームだったかと言われると、川崎のものだったと言わざるを得ない。一つ言えるのは、相性がかなり影響していたことだ。サッカーの試合に相性はつきもので、ペトロヴィッチ監督は広島時代、川崎に一度も勝ったことがない。川崎に対しての相性の悪さ、それは相手が前からアグレッシブに来るところや、1対1の局面で勝てない部分など、チームとして分が悪い面が表れた試合だったとも言える。

先制点を奪うまでも川崎の時間だったし、ワンチャンスでよく点を取ることができたが、その後は相手のプレッシャーに対して受けるような状態になってしまい、全体的に引いてしまった。ただその中でも、カウンターからいくつかチャンスを作り出すことはできていた。分厚い攻めではなかったが、単発のカウンターで2、3回チャンスを作ることができていたし、それを決めていればゲームとしてはそこまで難しいものにはならなかっただろう。

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