【FUKUDA’S EYE】2012J1第3節・コンサドーレ札幌戦レビュー(2012/3/27)

何故逆転勝利を挙げることができたのか

札幌戦は原口が怪我で帯同から外れ、直輝が怪我をしていること、またマルシオもまだ戻ったばかりであることなどの要因から、そこに矢島が入る形となった。ナビスコカップで公式戦デビューは果たしているとはいえ、アウェイのリーグ戦でどのようなプレーを見せてくれるのか楽しみにしていたが、矢島のプレーも含めて、チームとしてまずまずの戦いができたのではないだろうか。2-1という結果、それも逆転で勝利できたというのは昨年ほとんどなかったことであり、またリスタートから勝ち越し点を奪ったことも含めて、非常に大きいと思う。

リスタートからの得点も、ナビスコの仙台戦に続き2戦連続で生まれているが、これも昨年まったくと言っていいほど見られなかった形だ。柏木のフリーキックはもちろん素晴らしいものだったが、試合を自分たちのリズムで戦えていると、キッカーの質、精度は自然と高まってくる。ペトロヴィッチ監督になり、柏木はのびのびとやれているのだろうし、彼の好調さをあのキックで証明できたと思う。

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