【島崎英純】2011選手総括-マシュー・スピラノビッチ(2011/12/21)

FC東京戦への明るい光

浦和レッズは天皇杯4回戦で愛媛FCに3-1で勝利し、24日の準々決勝へ駒を進めた。対戦相手は今季J2優勝を遂げてJ1復帰を果たしたFC東京になった。相手は浦和に対して積年のライバル意識があるのに加えて、J1復帰によるモチベーションアップもある。一方浦和にとっても準決勝、そして2012年元旦の国立・決勝に向けて負けられない重要な一戦となるだけにチケットの売れ行きも好調なようで、要注目の試合となった。

愛媛FC戦の浦和は守備的な相手に攻めあぐねるシーンもあったが、マルシオ・リシャルデスのセットプレーが冴えた1点目、2点目、そして各選手の連動プレーが発動した3点目など見所のある面もあり、次戦への期待を抱かせてくれた。特にマルシオのキックはようやく本領発揮(遅きに失した感もあるが……)といったところで、得点力不足に喘いでいたチームにとっては明るい光明になった。

さて、ここからは2011年の選手総括に移りたい。今回はDFのマシュー・スピラノビッチである。

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