島崎英純・小澤一郎対談「育成重視のリーガのクラブの経営コンセプトをどうJリーグに役立てるか」第4回(2011/11/14)

今回浦研プラスでは新しい試みとして、サッカーライターの小澤一郎さんをお招きし、島崎英純との対談を行いました。題目は「育成重視のリーガのクラブの経 営コンセプトをどうJリーグに役立てるか」。ヨーロッパの中でも育成を重要視する国であるスペインの実情を小澤氏からお話しいただき、それをJリーグにど う生かしていくのか、という形で進めていきます。代表の活動でリーグ戦が中断している期間を利用して、全4回の予定でお送りします。

聞き手:浦山利史(サッカーを読む!Jマガ)

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Jリーグ、クラブが生き残っていくために

浦山「ここまでお話を伺ってきましたが、それを踏まえて、今後Jクラブがどのようにして生き残っていくべきなのか、理想論も含めてお伺いしたいと思います。クラブによってその方法論は異なってきますが、どうやってお金を稼ぎながら、チームのクオリティを保っていくのかなど、ご意見お聞かせください。現状だとJクラブはじり貧としか言えない状況ですし、売上トップの浦和は、この4年間で30億近く収入がダウンしています。2007年の収入が79億円で、今年は50億円そこそこに終わりそうですから、J1クラブの平均収入が30億円前後ということを考えると、1チーム分の収入が消失してしまったということになります」

小澤「一番大きいのは入場料収入ですか?」

(残り 5759文字/全文: 6341文字)

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