【FUKUDA’S EYE】Jリーグ第29節・大宮アルディージャ戦プレビュー(2011/10/14)

メンバーが戻ってきた大宮

大宮は、李天秀が戻ってくるなど、メンバー的にはほぼベストと言えるだろう。天皇杯で福岡大に敗戦するなど、決して勢いのあるような状態ではないが、メンバーは特に李天秀が戻ってきたことが大宮にとって大きなプラス材料だと言える。大宮はリーグ戦で福岡に敗戦しているが、その試合では東が体調不良で出場していなかったこともあり、大宮がずっと抱えてきた“フィニッシャーの不在”に悩まされていた。

この試合もこれまでの試合と同様、チャンスは作ることが出来るが得点を奪えず、リスタートとカウンターから失点し、敗戦を喫した。ただし試合内容だけを見れば、後ろからしっかりとボールを繋ぎながら、前線に良い形で人が絡みつつゴールを目指すという、鈴木監督が進めてきた戦い方で一貫している。結果が出ない理由としては、やはりフィニッシャーの不在が主因であり、最後の詰めの部分が甘く、得点が奪えていないというのは事実。ただし決して悪いチームでは無く、簡単に勝ち点3を取れる相手では無い。

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