【島崎英純/福田正博】浦研プラス対談―リーグ再開までの時間、日本サッカーの運営について考える(2011/3/22)
島崎
「浦和レッズの現状ですが、選手達が街に立って募金活動をやっているそうです。チームは、オフを当初の予定の21日から23日まで延ばしました。ペトロヴィッチ監督の来日にあわせた日程の変更なのでしょうかね」
福田
「それは、リーグの再開日程の発表を待ってからの始動を狙っているんじゃないのかな。再開日が分からないで練習を再開するよりは、目標が決まったところで練習を始める方が良いと思う」
※Jリーグは本日の会見でリーグ戦(ディビジョン1、ディビジョン2)について、4月23日(土)より再開することを決定した。合わせて、4月中の東北電力・東京電力管内における全試合について、キックオフ時刻を14時以前に変更するべく今後調整を行うと発表した。
編集部
「日程のことで言えば、Jリーグの日程遂行のために、日本代表が南米選手権に出場しないという判断を下す可能性もあります。それは日本のサッカーのためには、どうなんでしょうか」
福田
「僕としては、リーグ戦自体はスケジュールが押してでも、34節、全部やった方が良いと思っている。リーグ戦は昇格降格も絡んでくるから、そこで不平等なことが起こると後々に問題になってくると思うので、代表選手抜きでリーグ戦をやるのは反対だ。そう考えると代表の試合を優先することは、この状況の中では厳しいと思う。この状況下で無理して南米選手権に行く必要があるのかなと思う。まずはリーグ戦をしっかりこなすことが必要じゃないかな。
代表を強化するためには、国内選手のレベルを上げなければならない。選手のレベルを上げるためには、選手達がリーグ戦で色々な経験を日々積むことで成長して個が伸びることで組織が大きくなり、代表の強化になると思うので、選手達の成長の場所をしっかり確保する。それが代表に繋がるという優先順位をしっかりつけていれば良いと思う。もちろん、リーグ戦をしっかりやることが出来る状況なのであれば、南米選手権に行っても良いと思う」
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