仙蹴塵記

明治安田J2第8節 愛媛戦・第一報 中島元彦の今季初得点で先制も、後半にペースを握れずクロスから2失点。1-2で今季初黒星

ベガルタ仙台は明治安田J2第8節・愛媛戦で、消耗した前節・横浜FC戦から先発メンバーを5人変更した。知念哲矢と松井蓮之が、仙台加入後リーグ戦では初先発。松下佳貴、鎌田大夢、エロンも先発した。松井と松下が試合でボランチを組むのは3月25日の練習試合・ブランデュー弘前戦以来。ゲームキャプテンは林彰洋が務めた。
ホームゲームでは今シーズン初のナイトゲーム。選手入場時に、新設のLEDを活用した演出が加わった。

コイントスの結果、両チームがエンドを入れ替えてスタート。序盤は互いにプレスが激しくボールが落ち着かなかったが、6分に仙台はカウンターから中島元彦が右に展開。これを走りこんだ髙田椋汰がシュートしたが、これは愛媛GK辻周吾に止められた。ここで獲得したCKでは、中島のキックに郷家友太がニアサイドで合わせたが枠外だった。9分には松井が遠い位置から思い切ってシュート。これは辻にキャッチされた。
15分、左サイドから鎌田のスルーパスを受けハーフスペースに松井が抜ける。グラウンダーのクロスが入ったが、惜しくも走りこんだエロンには合わなかった。その後は愛媛に攻められる時間になったが、21分のCKのピンチを林のセーブで防ぐなどしてゴールは許さなかった。37分には鎌田のパスを受け中島が左に抜け出してシュート。右隅を狙ったこの一撃は辻に止められた。
優位に立つ仙台は、再び相手を中に寄せてサイドに選手を走りこませる。すると40分、鎌田が空いていた右サイドに斜めのパスを送ると、ダッシュしてきた髙田が受けてクロス。これをファーサイドの中島が頭で合わせ、今度は右隅に決めた。中島はこれが今季初ゴール。仙台が先制し、LED の新演出にも祝福されて1-0とした。
44分に仙台は相手クロスからのこぼれ球をベン・ダンカンに打たれるなど大ピンチが続いたが、相手のシュートミスや知念のブロックで無失点。仙台は1-0で試合を折り返した。

ハーフタイムでの仙台側の選手交代はなし。仙台は51分に自陣で与えたFKから元仙台の茂木駿佑にゴールを狙われたが、林がブロック。逆に52分に攻め込み、左に流れたゴールを石尾陸登がシュートしたが、これは左に外れた。
59分に、仙台は松下と鎌田を長澤和輝とオナイウ情滋に交代した。攻め返したいところだったが、67分に左サイドから送られたクロスをニアサイドで谷本駿介に触られて失点。1-1に追いつかれた。
同点にされた仙台は71分、長澤が右に送ったボールを角度のないところでエロンがシュート。だがこれは打ち上げてしまった。なかなか流れが変えられないでいると、79分、今度は右サイドからのクロスを石浦大雅に決められて逆転されてしまった。
1-2とされた仙台は、失点直後にエロンから中山仁斗に交代。87分にこぼれ球を拾ったオナイウのクロスから中島がヘディングシュートしたが、これは辻の正面だった。90分には中島と小出を小出悠太と菅原龍之助に交代。菅田真啓を前線に上げてパワープレーに出る。90+1分には中山の左からのクロスにオナイウが合わせたが、これも辻の正面だった。
仙台の大攻勢は実らず、1-2でタイムアップ。リーグ戦初黒星となった。

日頃警戒しているクロスからの失点を二度も喫したということで、森山佳郎監督は「普段ならやれている部分、やるべきこと、当たり前のことができていなかった」と、中にパスを通されないこと、サイドで寄せが甘くならないことなど、反省点が多かった事実を受け止めた。短い時間で立て直し、次節の藤枝戦に向かいたい。

reported by 板垣晴朗

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