仙蹴塵記

明治安田J2第9節 藤枝戦・第一報 前半ペースを握れず先制されるも、修正した後半に中山仁斗がゴール。勝ち越しには到らず1-1の引き分け

明治安田J2第9節・藤枝戦で、ベガルタ仙台は前節から中三日で先発メンバーを5人変更。小出悠太、工藤蒼生、長澤和輝、相良竜之介、中山仁斗が2試合ぶりに先発した。ゲームキャプテンは林彰洋が務めた。

相手の藤枝は地上でショートパスやドリブルを多用する傾向があったが、この試合の立ち上がりはロングボールを使ってきた。仙台は前からのプレッシャーをかける前に蹴られる展開で、押され気味のスタートとなる。8分、仙台は左サイドでのカットから攻撃を始めると、右に振った後に再び左へ戻し、相良がキープ。パスを受けた中島元彦がシュートしたが、これは上に外れた。
14分、仙台は相手のリスタートからのロングボールをミドルシュートにつなげられたが、これは林がセーブした。18分には右サイドで中山がFKを獲得。中島のキックに菅田が飛びこんだが、飛び出した相手GKと競り合ったボールは枠を外れた。
一進一退の攻防が続いていたが、26分、仙台は自陣右サイドの競り合いでボールをこぼしてしまう。これを永田貫太に運ばれ、失点を許してしまった。
0-1とされた仙台は攻勢に出るが、30分の左からのFKと32分の長澤からのクロスはいずれもGK北村海チディに弾かれた。逆に38分、左から攻めこまれて連続でシュートを浴びたが、ここは守備陣がブロックしてしのぐ。45+3分にはCKのチャンスを得たが、中島のキックに合わせた菅田真啓のヘディングシュートは、北村にキャッチされた。仙台は0-1で前半を終えた。

ハーフタイムでの仙台の選手交代はなし。追いつきたい仙台は、長澤が左から攻め上がるなど変化をつけて相手陣内に攻めこむ。ロングスローやCKのチャンスを立て続けに得ると、51分、CKの流れから相良がシュートを狙い、これは入らなかったものの詰めていた中山が押しこんだ。中山の今季3点目で、仙台が1-1とした。
59分、仙台は中島の右CKに菅田が合わせたが、これは上に外れた。63分には林のフィードから始まった攻撃で、相良が相手GKの出た隙を見てロングシュート。しかしこれは左に外れた。65分に仙台ベンチは中山と中島に代えてエロンと鎌田大夢を投入した。
70分、仙台は相手GKからのパスをカットして、相良がクロスを上げたが、これはゴールラインを割ってしまった。76分にも高い位置でカットして相良がシュート。これは北村に弾かれた。これで得たCKでは、鎌田のキックに菅田が合わせたが、北村の正面だった。
77分、仙台は工藤蒼から松井蓮之に交代。85分には相良と郷家を下げ、名願斗哉とオナイウ情滋を投入した。86分、相手FKの流れからヘディングシュートを許したが、ここは林が冷静にキャッチ。90+1分、相手CKからのカウンターでオナイウが突破をはかるが、これはシュートまでいけず。惜しいところまで行ったものの決定的なシュートを放てないところで、1-1でタイムアップを迎えた。仙台は勝点1を得るにとどまった。

前節の負けを引きずらず、追いついて連敗は回避できた。しかしひっくり返すまでには至らなかったところで、もどかしさも残った一戦だった。森山佳郎監督は試合後にこの一戦を「難しいアウェイの試合で負けて帰るのではなく追いついて帰れたという意味では、この勝点1が、次に勝利すれば大きなものになるのかなというところでは、『よく追いついてくれた』というところ。よく戦ってくれました」と総括した。

reported by 板垣晴朗

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