仙蹴塵記

明治安田生命J2第10節 岡山戦・第一報 中島元彦のゴールで先制も、追加点を取れず後半立ち上がりに失点。1-1の引き分けに終わる

アウェイでの直近2戦で1勝1分の成績をおさめたベガルタ仙台は、3試合ぶりのホームゲームで勝利を目指した。前節から中三日で、先発メンバーを1人入れ換え。蜂須賀孝治が先発出場した。ゲームキャプテンは小出悠太。

仙台の最初のシュートは10分。蜂須賀のクロスにゴール前の中島元彦が合わせたが、これはゴール上へ。しかし11分、岡山がバックパスの処理をミスすると、中島がこぼれ球をしっかり押しこんで今度はゴール。中島の今季2点目で、仙台が先制して1-0とした。

16分、仙台は鎌田大夢のスルーパスを受け、エヴェルトンが右サイドに抜けてシュート。これは堀田大暉に防がれた。20分には山田寛人が相手陣内でカットし、パスを受けた郷家友太が遠目からシュート。これは左に外れた。21分には山田が相手最終ラインと駆け引きしながらボールを受け、左に展開。秋山陽介がシュートしたが、堀田に止められた。

25分、仙台は左サイドでFKを獲得。中島からのキックに郷家がダイビングヘッド。これは惜しくも左に外れた。41分には相手陣内で再びカットから中島のシュートに繋いだが、これは堀田の正面だった。仙台は中島の先制点により1-0でハーフタイムを迎えた。

後半から仙台は、秋山に代えて内田裕斗を投入した。仙台は48分、自陣左サイドでボールロスト。ここからのクロスでDFとGKを剥がされ、逆サイドの佐野航大に同点ゴールを決められてしまった。これでスコアは1-1に。

57分、仙台は左サイド遠目で中島が倒されFK獲得。中島はここから直接ゴールを狙ったが、上に外れた。67分にはセットプレーの流れからキム・テヒョンが左サイドからシュート。しかし堀田にセーブされた。72分に仙台ベンチは蜂須賀から氣田亮真に交代した。

75分、仙台は鎌田のパスを受けた中島が反転して左足シュート。これは堀田の正面だった。その後も一進一退の攻防が続き、82分に郷家に代わってフォギーニョがピッチに入った。

終盤には両チームとも疲労の色が濃くなり決定機で押し切ることができず。そのなかでも、仙台は後半アディショナルタイムにはCKのチャンスをつかんだが、90+4分は菅田真啓のシュートが堀田に防がれ、45+6分はこぼれ球を拾った小出悠太のシュートが上に外れた。

理想的な展開でリードして折り返しながら、後半立ち上がりにミスから喫した失点が響き、引き分けで試合終了。直近3試合負けなしではあるがホームではまたも勝てなかったことについて、伊藤彰監督は前半の戦い方を評価したうえで「チャンスがあるなかで2点目を取れなかったことが、今回の勝点1に終わったことの要因につながっている」と反省の弁を述べた。

reported by 板垣晴朗

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ