仙蹴塵記

明治安田J2第13節 山口戦・第一報 先制許すも前半のうちに中島元彦のゴールで追いつき、後半の攻勢が最後に実る。中山仁斗がPKを決め2-1で逆転勝ち

ホーム・ユアテックスタジアム仙台での試合が続くベガルタ仙台。明治安田J2第13節・山口戦では、中島元彦が2試合ぶりに先発し、前節の後半開始時の組み合わせでスタートした。ゲームキャプテンは林彰洋。試合前にはマスコットのベガッ太さんの誕生日(5月2日)がお祝いされている。

コイントスの結果により、通常と逆のエンドからスタート。仙台の最初のシュートは、3分。髙田椋汰のクロスに中島元彦がニアサイドで合わせたが、これは枠を外れた。その後はタイトな中盤の守備により互いになかなかチャンスが作れなかったが、20分に仙台は意外なかたちで失点する。吉岡雅和のシュートを池上丈二にワンタッチですらされると、これがクリアしようとした菅田真啓に当たってさらにコースが変わってゴールに入ってしまった。
0-1と、追いかける展開になった仙台。守備がなかなか落ち着かず28分の相手CKと29分のカウンターでピンチを迎えたが、これはなんとかしのぐ。その後も前線にボールがおさまらない苦しい時間が続いた。38分、ようやく相手陣内でボールを動かすと、石尾陸登のクロスをオナイウ情滋がヘディングシュート。これは右に外れた。41分には右サイドでパスをつなぎ、逆に振ったところで石尾がシュートを選択。これは打ち上げてしまった。
勢いが増してきた仙台は45+2分、左からボールを動かし、長澤和輝がクロスを上げる。これに中島が飛びこみ、ヘディングシュートを見事決めた。前半のラストプレーで仙台が追いつき、1-1で試合を折り返した。

仙台のハーフタイムでの選手交代はなし。仙台は47分に相手FKからの連続攻撃を受けたが、ここは林彰洋を中心に守り抜く。55分、相良竜之介のクロスに中島が頭を合わせたが、これは右に外れた。
仙台は相良を中心にカウンターで相手を脅かす場面を増やす。64分には長澤のロングパスからオナイウが抜け出すが、GK関憲太郎との一対一で止められてしまった。70分には松井蓮之のクロスのこぼれ球を、遠目から石尾がシュート。これは枠を外れた。
76分、仙台は2選手を交代。オナイウと髙田を、真瀬拓海と中山仁斗に代えた。81分、仙台は石尾のクロスに真瀬が飛びこんだが、ヘディングシュートは枠を外れた。84分に仙台ベンチは、中島から菅原龍之助に交代した。
90分には相良に代わって名願斗哉がピッチに入った。すると90+2分、名願が左から切れこんで倒され、PKを獲得。これをキッカーの中山が冷静に決め、仙台が2-1と逆転。再開後ほどなくタイムアップを迎え、仙台が2-1で3試合ぶりに勝利した。

苦しい時間も少なからずあったが、前後半の終了間際に得点する粘り強さを見せて今シーズン2回目の逆転勝ち。森山佳郎監督は「(前節・)千葉戦の悔しさがあり、どうしても勝点1ではなく勝点3を取る試合という位置づけで今日の試合に向け準備してきたので、そういう意味で最後の最後に勝点3を取りきってくれたことは、チームの自信にもつながる」とこの勝利の重みを口にした。

reported by 板垣晴朗

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ