仙蹴塵記

明治安田J2第15節 群馬戦・第一報 前半に松井蓮之と相良竜之介のゴールで優位に立つも、後半に受け身になり苦戦。2-1で逃げ切り今季初の3連勝

ベガルタ仙台にとって明治安田J2リーグ戦3連勝がかかる第15節・群馬戦では、先発メンバーが3人交代した。長澤和輝、相良竜之介、郷家友太が先発。また、ベンチには今シーズン初めて内田裕斗が入った。ゲームキャプテンは林彰洋。

立ち上がりはハイボールが多い展開。そのなかで仙台は7分にオナイウ情滋がCKをもぎ取る。すると8分、菅田真啓のヘディングシュートを相手GK櫛引政敏が弾いたところに松井蓮之が詰め、仙台が先制した。松井は加入後初得点となった。

先制点で勢いに乗る仙台は、12分に相良が左サイドからゴール前に切れこみシュート。これは櫛引の正面だった。14分には相手ゴール正面に入りこんだ髙田椋汰がこぼれ球をコントロールしてシュート。これは浮いてしまった。19分にはオナイウが競ったこぼれ球に中島元彦が飛びこんだが、櫛引に押さえられた。21分には遠目のFKから最後は左サイドの石尾陸登がシュート。これは惜しくも右上に外れた。23分には深い位置でボールをおさめた中島が反転してシュートしたが、これは櫛引の正面だった。
猛攻を続ける仙台は、この流れで追加点が欲しいところ。すると29分、相手陣内右サイドでオナイウがボールを奪うと、サイドチェンジ。これを受けた相良が得意の左斜め方向から打ったミドルシュートが、見事決まった。相良の今季5ゴール目で、仙台が2-0とした。
仙台はその後もオナイウと相良の両サイドMFを中心に攻めこむが、追加点には到らず。2-0でハーフタイムを迎えた。

仙台は後半から、オナイウに代えて真瀬拓海を投入した。後半は群馬が3-4-2-1から4-4-2に変えて攻めに出てきたことに対し、仙台は自陣でセットプレーを与える危険な展開が続く。62分、仙台はゴール正面の位置で松井が相手を倒し、FKを与えた。佐藤亮のキックはクロスバーに阻まれたが、その跳ね返りに詰められて高橋勇利也にゴールを取られた。
2-1とされた仙台は、64分に連続攻撃から長澤がミドルシュートを狙ったが、これは相手に当たって枠を外れた。これで得たCKでもゴールならず。なかなか攻め手を見出せない我慢の時間帯が続く。
仙台は83分に速攻からようやくCKを獲得。長澤のキックに菅田が合わせたが、これは惜しくも枠を外れた。87分、仙台ベンチは郷家と相良を菅原龍之助と名願斗哉に交代して打開をはかる。90分には松井に代わり松下佳貴がピッチに入った。
90+3分、仙台は中島からエロンに交代。90+4分に右サイドから速いクロスをゴール前に送られたが、ここは林が落ち着いてセーブした。相手の放り込みを集中して跳ね返した仙台は、なんとか2-1で逃げ切った。この結果、今季初の3連勝となった。

森山佳郎監督はリードしてからの戦い方について前節からの継続課題であることを大いに反省し「選手もスタッフも疲れた試合でした」と率直な感想を述べたが、その一方で「また接戦をものにしたことで、次の試合に向けて油断することなくいい準備ができるかなとは思っています」と、次に向け緩みのない状況であることは歓迎した。約2年ぶりの3連勝を記録し、チームは次節の栃木戦に臨む。

reported by 板垣晴朗

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