仙蹴塵記

【この瞬間から】明治安田生命J2第40節 新潟戦 82分

新潟に蓄積の差を見せつけられた一戦だった。明治安田生命J2第40節・新潟戦では、引き分け以上でJ1自動昇格が決まる相手に対してベガルタ仙台が意地を見せるべき試合だったが、逆に相手にホームで勝利による目標達成という相手の意地の方を見せられた格好だった。その背景には、6年間のJ2暮らしで新潟がここ3年に辛抱強く身につけてきたボール保持と個々の成長がある。仙台は先月に監督交代をした中で、引き継ぐものと新しく身につけるものとのバランスもはかっているが、その見極めは中途段階にある。それを考えれば守備面を中心に健闘を見せた試合ではあったが、敗戦はどんな背景があろうと敗戦であることに変わりない。

特にどの場面を切り出すかは難しいところだ。仙台は3戦連続となる無得点。一方で失点場面は、セルフジャッジで足を止めてしまったことによる1失点目、相手クロスのクリアを直接叩きこまれてしまった2失点目、攻めに出たところで受けたカウンターによる3失点目と、長期的な視点に繋がりにくいところではある。

今回は得点にならなかったが、82分の決定機を振り返る。

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