仙蹴塵記

【この瞬間から】明治安田生命J2リーグ第3節 群馬戦 45+2分

この競技はなかなかゴールが入らないものだから、得点力は水物ともいえる。しかし勝ち続けられるチームには、当然ながら相手にかかわらず勝ち越し点をもぎ取れる力があるものだ。ということで、勝つためにはある程度安定して得点できる戦力や攻撃パターンを備えなければならない。今のベガルタ仙台はそれが試され、そして身につける途上にある。

相手の傾向に合った攻撃方法を選び、実践すること。その必要性と難しさを思い知らされたのが、明治安田生命J2リーグ第 3節・群馬戦だった。堅い守備からのカウンターを徹底して狙ってきた群馬に対し、仙台は苦しめられた。後半からは群馬が自陣ゴール前の人数を増やしたことで、ますます攻撃が手詰まりに。無得点での引き分けは、「相手の思っていたゲームにしてしまった」(真瀬拓海)内容で、仙台にとっては悔やまれるものだった。

そのように攻めあぐねた群馬戦から、今回は45+2分のチャンスを振り返る。右サイドから決定機を作り、遠藤康のシュートに到った場面だ。

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