【この瞬間から】明治安田生命J1リーグ第15節 鹿島戦 45+2分
今回の明治安田生命J1リーグ第15節では、前半ラストプレーとなった、45+2分の1失点目のところを取りあげる。試合の決勝点となったのは83分の2失点目だが、取られたかたち、時間帯など、ベガルタ仙台にとって痛い要素が多かったのはこの先制点の方だった。
一口に流れからの失点と言っても事情は様々で、近年の仙台のように細かい攻撃の組み立てを志向する場合は、未完成のうちにミスからボールを奪われ、攻撃に偏った配置のところを突かれて守備が間に合わないうちに失点するケースが少なくない。新たなビルドアップのかたちを増やしている今季の仙台もそうだし、対戦相手の鹿島もチームに立ち位置を仕込む過程では、理解が進んでいないうちにそういったミスから失点を重ねて苦労していた。
しかしこの45+2分の失点は、自分たちの攻撃のミスからではなく、相手がボールを持って攻撃しているときに押しきられたもの。つまり、相手に綺麗に崩されてしまったもの。対処のしようはあったが、守備が間に合わない、あるいは寄せが弱いことで攻略を許してしまった。
「左サイドを崩された」の一言で済ませることもできるが、相手の動きは複雑だった。
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