仙蹴塵記

【思い出の練習場から】2014年12月12日。去る者と来る者

今日から不定期で、「思い出の練習場から」と題して、ベガルタ仙台の過去の練習写真から当時を振り返るコーナーを始めます。私はこれまでに多くの写真を練習場で撮影してきましたが、記事に使用したものを除くと保存してあるものは僅かです。しかしその中でも、現在や未来につながる何かを思い起こさせる写真を紹介し、皆様に楽しんでいただければ幸いです。

今回は、2014年12月12日に撮影した写真を紹介します。

この年の仙台は、12月6日に最後の公式戦を終えていました。シーズンの疲れを抜き、長期のオフに備えるクールダウンの時期でした。シーズン早々に監督交代を経験するなど、激動のシーズンでしたが、同年4月に就任した渡邉晋監督のもとでJ1残留を達成。その後、前年までの主力選手が移籍などで数多くチームを離れたのが、この12月でもありました。

写真の中心にいるのは、柳沢敦さんです。鹿島など数々のチームで経験を積み、日本代表でも活躍した名選手。彼は2011年に仙台に加わりました。けがに苦しんだ時期もありましたが、東日本大震災でホームタウンが苦しいときや、J1優勝争いやACLといったチームが経験したことのない戦いをするときに、陰に日向に、仲間を支えてくれたベテランでした。

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