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【レビュー】J2第3節栃木1-1千葉@グリスタ「勝てなかった試合。とりあえずシュートは枠に…」(文・西部謙司)2015/3/22

●互いに隙をみせずのドロー

 互いにチャンスの少ないゲームでした。どちらもカタイ試合運びで、どちらもチャンスらしいチャンスを作れず。58分に森本貴幸がPKで先制すると、60分に尾本敬がすかさず同点ゴールを決める。この2、3分に急に試合が動き始めましたが、そこからまた元に戻って1-1のドローでした。

 アウェイの引き分けは悪くない結果ですが、試合内容からすると勝てなかったのはもったいない気がしますね。シュートがあまりにも枠へ飛ばなかったのが反省点でしょうか。それと相手に引かれたときの攻め方はもうひと工夫必要ですね。

●膠着の前半

 千葉は3戦同じの4-2-3-1、栃木は4-4-2ですが、この2つのフォーメーションは前線の選手の特徴が違うぐらいで基本構造は一緒です。立ち上がりはどちらもリスクを冒さずの蹴り合いに近い様相でした。

千葉 先発フォーメーション

[4-2-3-1]
森本
谷澤 井出 ネイツ
パウリーニョ 佐藤勇
中村 大岩 キム 金井
高木

(残り 2149文字/全文: 2557文字)

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