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【レビュー】J2第40節松本2-1千葉@松本「守りきられた試合。不完全燃焼な感じが残る」(文:西部謙司)2014/11/10

●モヤモヤする負け方

 これで残り2試合、プレーオフ圏内の5位にとどまっています。最後の2試合が最下位のカターレ富山と21位のカマタマーレ讃岐ですから、プレーオフ出場権を守れるかどうかに関しては大丈夫ではないかと思っています。ただ、モヤモヤする負け方でした。

 クロスボールから2失点しましたが、どちらかといえば守りきられた試合です。相手にしっかり守られたときに、なかなか崩せなかったし点もとれなかった。この流れは残り2試合、そしてプレーオフを想定した場合に、あんまり良い展開とはいえません。松本の守備が固かったのは確かですし、スリッピーなフィールドの影響もあったでしょう。しかし、もうちょっとやれたのではないかという不完全燃焼な感じが残りました。

 ロスタイムに森本が1点を返しましたが、時すでに遅しでしたね。

●[4-2-3-1]と[4-4-2]

 千葉は[4-2-3-1]で始めて、得点がほしい場合にケンペスを投入して[4-4-2]に変えるというやり方が定着しています。点がとれるのなら、なんで最初から2トップにしないのか? それは現状でどちらのフォーメーションも一長一短だからでしょう。この試合も[4-2-3-1]でスタートしています。

千葉 先発フォーメーション

[4-2-3-1]
森本
谷澤 町田 幸野
佐藤健 佐藤勇
中村 山口智 キム 大岩
高木

(残り 1699文字/全文: 2257文字)

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