惜別コラム#4 奥山洋平選手 【いわてグルージャ盛岡】
今季、背番号22は岩手の希望であり、光だった。
ターボエンジンが積まれているかのような抜群のスピードは奥山洋平の代名詞ではあるが、サポーターが彼に惹きつけられる理由はそのひたむきさにこそある。
どんな状況でも、足が動かなくなるまで、スプリントを繰り返す。それも攻撃だけでなく、守備においても惜しみなく。
決してプレーがスマートなタイプでも、テクニシャンでもない。
にもかかわらず、わずか1シーズンでこれだけファンの心をつかんだ選手はクラブ史上を振り返っても他にいない。
そんな奥山は“個人残留”で町田に移籍。来季もJ2でのプレーが決まった。
クラブ独自のトライアウトを経る形で、もっとも遅く加入が決定した選手だった奥山。移籍が決まった後、いまの思いを聴いた。
「インカレ(阪南大として優勝)が終わって、そこでサッカーは一区切りとするつもりでした。
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