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新監督決定!松原良香氏に期待される5つのコト【いわてグルージャ盛岡】

 

2020年に秋田豊前監督(現社長)の就任が発表されてから3年。

思い返せばクラブにとって初めての経験ばかりだった。初年度以外は常にボトムスをさまよっていたクラブが2021シーズンには初の優勝争い、2位での昇格。今季は初めてJ2を戦い、全カテゴリー通じてクラブ史上初の降格も味わった。

 

そんな前体制もサイクルの終焉を迎え、再びJ3での戦いが始まる。その船頭に就任したのが松原良香監督。静岡県浜松市出身で、アトランタ五輪でブラジルを撃破した“マイアミの奇跡”のピッチに立った。プレーヤーとしては主に途中出場で結果を残すスーパーサブ的なFWとして名を馳せ、引退後は自ら開校したサッカースクールの代表を務めるほか、国内外多くの試合の解説を担当。2015年には終盤の3試合、J3の相模原SCで指揮を執り、21分でフィニッシュしたが、プロとしての監督経験はこの年のみ。指導者としては未だベールに包まれている印象の松原監督だが、今季の戦いを踏まえ、ピッチ内の抜本的な改革、改善という重要なミッションが待ち受けている。

いくつか項目に分け、期待したいことをまとめたのでそれぞれみていきたい。

 

1.プレーモデルの策定、落とし込み

とにもかくにもまずはこれだ。昨季までの3年間はプレーモデルがないまま(目をそむけたまま)で、これが降格の引き金になった。

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