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【第17節長野戦レビュー】チーム力を感じさせた個の収穫。“Uスタ不敗神話”を継続するウノゼロ勝利

 

因縁の相手と不敗の地で再戦

J3再開後初戦となった八戸戦で執念の逆転勝利を呼び込んだ岩手。17節は6月以降、52分と絶好調の長野とのアウェイゲームを戦った。

岩手にとって長野Uスタジアムでの試合は過去43分と相性がいい。昨季は最終節にこのスタジアムで対戦し、後半、モレラトと嫁阪翔太のゴールで勝利。長野としては勝てばJ2昇格が確定する試合だったが、その夢を打ち砕いたのがほかならぬ岩手であった。

今季前半戦のいわぎんスタジアムでの試合はスコアレスで痛み分け。秋田豊監督が「空気の漏れない試合」と表現した堅いゲーム展開で、双方ゴールを割れなかった。

 

勝負所で上回った岩手。英断だった最後尾のチョイス

かくして迎えた今シーズン2度目の対戦だったが、前回対戦同様、互いにソリッドな守備で相手に隙を与えない拮抗した展開が続いた。

キャプテンの牟田雄祐を欠く岩手は【3-4-2-1】を継続。CB中央には今季初出場となった藤井航大がスタメンに名を連ね、左CBには佐々木翔悟をチョイスした。ひとつの大きなポイントとなった最後尾の並びだが、10という結果をみると英断だったと言える。守っては10節藤枝戦(40で勝利)以来のクリーンシート。そして決勝点をアシストしたのが佐々木翔悟の左足と、それぞれが攻守で存在感を放った。

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