「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

相手のスカウティングを上まわるダイナミックな攻守の連動/【レビュー】J1第25節 鹿島対新潟

試合前、岩政大樹監督が「ここまで来てしまえば相手は分析できないが、自分たちは理解しているなかでやれている」と言ったとおりの試合になった。

樋口雄太や仲間隼斗がポジションを意識させないダイナミックな動きで相手を撹乱すると、新潟の選手たちはそれについていくことができない。序盤から「相手の攻撃に対する迷いというか、なかなか捕まえきれなかった」と相手選手が振り返る攻めで圧倒する。

9分、30分にゴールを奪うと、運動量が落ちた後半はきっちりゴールを守り切り2−0での勝利。横浜FMと名古屋が敗れ、神戸が辛くも引き分ける願ってもない展開で、首位との勝点差は残り9試合で8。上位2チームとは直接対決が残っているだけに、夢が膨らむ勝利となった。

 

 

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