「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

相手を崩すのに重要な重要なSBのプレー選択/【プレビュー】明治安田J1第12節 横浜FC対鹿島アントラーズ

 中2日で最下位の横浜FC戦を迎える。

 ここまで横浜FCは11試合を終えて2分9敗、7得点、32失点と泣かず飛ばず。監督交代もあったが簡単にチームは上向かず苦しい戦いが続いている。

 ただ、先のルヴァンカップでは、新外国人を多数起用した柏レイソルを2−0で下し、今季公式戦初勝利をあげた。一つは前線からのプレスが緩くなったところでスルーパスを通す形から、もう一つはセットプレーから。その勢いでこの試合に向かいたい気持ちは強いだろう。

 相馬直樹監督もそのことを十分に踏まえていた。

「ルヴァンカップ、水曜日のゲームを見ますと、非常にアグレッシブなサッカーで勝ちを取った。監督が代わって最初の白星なのでエネルギーというか、そういったものを土曜日にも持ち込んでくると思っています。我々がいま持っているすべてを出さなければ難しい。出しても難しいゲームにはなると思いますけれど、そこのところは警戒しなければいけない。立ち上がりというところは非常に重要になるのかなというふうには思っています」

 そして、相馬監督が優先するのは相手に自由を与えないためのプレスである。染野が試合に出られる状態かどうかが心配されるが、そもそも大事になるのは「戦える準備ができているか」(相馬監督)どうか。FWの選手を起用できるかどうかではなく、「ファイティングポーズを取れる選手で戦っていくしかない」(相馬監督)。

 

©KASHIMA ANTLERS

 

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