「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

DF42常本佳吾・背番号2を目指して/【プレイヤーズファイル】

 横浜FM戦は、いくつものトピックスがあるゲームだった。その中の一つが、注目されていた常本佳吾が始めてピッチに立ったということだろう。まさか彼にとっての古巣である横浜FM戦で起用するとは、ザーゴ監督もなかなかのやり手だ。

 試合の様子は、彼のお姉さんが常本佳吾専用カメラになって一部始終をYouTubeに上げている。厳密にはアウトなのだろうが、自分の弟がプロサッカー選手になってピッチに立つ瞬間の高揚感が感じられる。流石にここに貼り付けるのは気が引けるので、興味のある方は検索してみて欲しい。

 

 常本のプレー自体は、いきなりミスが2つ続くところから入ったので緊張していたのかもしれない。しかし、そのあとからはしっかり立ち直り、まずまずのプレーを見せていた。決勝点をアシストした伊藤翔に縦パスを入れたのは常本。特別難しいプレーではなかったかもしれないが、あのパスが乱れていたら伊藤もすぐにいいクロスをあげることはできなかっただろう。

 出場してから逆転勝ちを呼び込めた意味でも、いいデビュー戦だったと言えるだろう。

 ただ、試合後には最初のミスを先輩たちにいじられたそうだ。

 この日、リモート取材に応じた犬飼智也によると「ファーストプレーでミスってたのでどうなるかと思ってましたけど、そのあとは普通にやれていた。試合後はそのファーストプレーをいじったのと、とりあえず良かったねっていうのはみんなでお祝いをしました」とのことだった。

 

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