「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

チーム全員での総力戦/【練習レポート】

 AFCチャンピオンズリーグラウンド16の1stレグは、対戦相手であるサンフレッチェ広島にアウェーゴールを与えずに終えることができた。欲を言えばもっと得点を奪って大きなリードを持ったまま敵地に向かいたかったらが、もう試合が終わったあとにそこを振り返っても仕方がない。チームは2ndレグを見据えた準備を進めている。

 1stレグは選手の持ち味が前面に出たいい戦いぶりだった。セルジーニョの分厚い体が生きたキープ力や競り合いの強さがゴールを生んだのは象徴的。その決勝点を導いた土居聖真の仕掛け、遠藤康や永木亮太の経験値を生かした守備の修正、レオ・シルバのボール奪取力、三竿健斗の盤石の備えを築いたコミュニケーション、犬飼智也の成長を感じるカバーリングなどなど、多くの良さが出た。

 途中から入った町田浩樹も高さを見せるなど、チーム全体で戦えている感触がある。その手応えは、2ndレグに向けて大きな自信を与えてくれる。どんな戦いができるか非常にたのしみだ。

 とはいえ、相手も変化してくるだろう。簡単な試合にはならないことは間違いない。

 

(残り 619文字/全文: 1083文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ