【レビュー】厳しい連戦で損なわれたプレーの質/明治安田生命J1リーグ1stステージ第7節 ヴィッセル神戸戦(2015.04.25)
予想が悪い方に当たってしまった。対戦相手の守備が堅いと苦戦するのは新潟戦とまったく同じだった。3バックというよりは5バックの守備陣形を敷く神戸を攻めきれず、ミスから失点したあと、柴崎岳のすばらしい得点で追いつくも再びミスから失点。なんとも不甲斐ない内容で敗れてしまった。
「前半は、サッカーのゲームというよりもただボールを奪うためのバトルを両チームがやっていただけではないかな、と思います」
試合後のトニーニョ・セレーゾ監督のコメントは辛辣だった。そしてそれは、新潟戦後の「パスを4、5本すら繋ぐことができませんでした」というコメントと同じ種類の嘆きだったと思う。最終ラインに5人、中盤に4人を並べてスペースを消してくる相手の守備に対し、ショートパスを駆使して崩していくのではなく、ゴールに向かって猪突猛進するばかり。「柴崎や土居であったり、その二人は鮮明な判断力や状況を読んでボールを扱っていたのですが、それ以外は一人でその選手自身がボールと葛藤していた」と低評価だった。
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