「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【レビュー】第1戦に続きチャンスを決めきれず悔しさの残る敗戦/AFCチャンピオンズリーグ2015 グループステージ FCソウル戦(2015.03.04)

 どうやらFCソウルは試合前から、前半をできるだけ抑えて後半に勝負をかける狙いだったようだ。前半はほとんどプレッシャーをかけず4人+4人の守備陣形を敷き、ゴール前のスペースを消すことを優先。ボールを奪っても中盤の選手やSBが前の選手を追い越すような動きはほとんどなく、右SBのチャ・ドゥリからの配球が攻撃の端緒。そこから186㎝のユン・ジョングに合わせることを狙ったが、背後にはこの日先発したファン・ソッコと昌子源が待ち構えている。2人が長身FWに仕事をさせない守備を見せたことで相手はほとんどチャンスをつくれなかった。逆に、相手のプレッシャーがなければ鹿島自慢のダブルボランチが自由に攻撃を作り上げていく。序盤から攻撃でチャンスをつくったのは鹿島の方だった。

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