「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【レビュー】主役不在の寂しい90分/YNCグループステージ第1節甲府戦(2016.03.24)

 最初から最後まで、主演・主役が不在のまま試合が終わってしまった。「我こそは!」と名乗りを上げる選手はおらず、「どうぞ、どうぞ」と譲り合っているだけでは得点は入らない。甲府のクリスティアーノが持ち前のパワフルな推進力でゴールを狙うだけでなく、自陣から抜け出して味方のディフェンスラインが少しでも押し上げる時間をつくろうと、懸命にプレーする姿が印象的に映るほど、鹿島の選手たちのプレーは物足りなかった。リーグ戦で、チームがあげた4得点のうち、金崎夢生が3得点を占めるのも納得の試合内容だった。

 

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