「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【セレーゾの逆襲】「各ポジション、2人ずつは戦える選手が必要」/(2014.12.14)

先週から契約更改が始まり、1日に何人かの選手がクラブハウスを訪れている。どの選手のどういうオファーが来ているのかすべてを把握するのは難しいが、山村和也が多くのクラブから興味を持たれていることだけは確かなようだ。3月23日から始まるリオ五輪アジア1次予選には植田直通が招集されることが確定的。中田浩二が引退を決意したいま、誰が出ても同等に戦えるCBを4人は揃えておきたいところ。山村の慰留には全力を傾けなければいけない。

トニーニョ・セレーゾは各ポジションに同じ力を持った選手を2人揃えたいと考えているようだ。
「まず、いまは編成の話しをしているなかで、各ポジションに最低限二人競争できる選手を置かなければいけない。近年、Jリーグは競争力を増しており、チーム間の力の差は僅差になっている。そこでチーム内の競争力をあげれば、選手たちは成長していくし、成長していけばピッチのなかで結果を出したいという意欲が働く。それは当然ながらチームとしてプラスになっていく」
チームの競争力を高めることが、選手を成長させ、チームを強くする。その分、高いレベルの選手が揃うため選手の起用法が難しくなるが、傑出した外国人選手を一人抱えるよりも、質の高い日本人選手を何人も揃えていった方が、着実にチームを強くしていけるだろう。チーム内の競争力ということについても、セレーゾは強いこだわりを持っている。

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