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またも得点は生まれず。昨年とはまた違う閉塞感【第34節FC大阪戦レビュー】

(写真提供©Fukushima United FC)

2023明治安田生命J3リーグ第34節

FC大阪1-0(前半1-0/後半0-0)福島ユナイテッドFC
得点者
(FC大阪)
34分木匠貴大

福島ユナイテッドFCは11月6日、明治安田生命J3リーグ第34節FC大阪戦に臨んだ。

前半入りは特別悪くなかったが、34分ミスが起きてしまう。DFライン背後に出たボールにDF大武峻が対応しようとしたところ、背後からプレッシャーをかけてきたFC大阪FW古川大悟にボールをかっさらわれてします。シュートまで持ち込まれ、一度ははじき返すも、クリアボールをFW木匠貴大にゴールに押し込まれて失点してしまう。

後半は決定機もつくったが、相手GK永井建成のファインセーブもあり、とにかくゴールが決まらない。久々出場のFW城定幹大、途中出場FW樋口寛規もチャンスをつくったが決めきれなかった。

再び前半戦のような得点力不足の袋小路に陥ってしまった。残り4試合で、J2昇格は無くなりJ3残留も現実的にはほぼ決まっているということもあり、大きくやり方を変えることに意味を見いだせる状況ではなく、選手を入れ替えたとしても第32節ヴァンラーレ八戸FC戦の二の舞になってしまう可能性も高い。

もはや何か特効薬がある状況では無い中、一人一人が少しでも成長していく、そして同じ絵を描く努力を続けるしかない。昨季のような一人一人の試合へのモチベーションがバラバラ、という閉塞感とはまた違うのだが、個々の現時点での実力から来る閉塞感がチームを覆ってしまっている。

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1.後ろを固められてしまうと崩せない

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