福島ユナマガ

アクシデント続出の中見せた前への姿勢。勝点1を次につなげたい【第27節鳥取戦レビュー】

(写真提供©Fukushima United FC)

2023明治安田生命J3リーグ第27節

ガイナーレ鳥取2-2(前半0-1/後半2-1)福島ユナイテッドFC
得点者
(鳥取)
52分富樫佑太
84分普光院誠
(福島)
1分塩浜遼
71分森晃太

福島ユナイテッドFCは9月16日、明治安田生命J3リーグ第27節ガイナーレ鳥取戦に臨んだ。

依田光正監督が体調不良により実信憲明ヘッドコーチが指揮を執ることになり、ここまで全試合出場のGK山本海人が欠場となるなど、試合前から大きなアクシデントに見舞われての一戦となった。

開始1分左サイドから相手を崩した福島はパスを受けたFW澤上竜二が逆サイドへ折り返し、後ろから飛び込んできたFW塩浜遼のゴールが決まって早い時間帯に先制に成功した。

しかしその後は鳥取の猛攻を受けて、必死にしのぐ場面が続いた。それでもDF堂鼻起暉、DF大武峻が戻ってきたDFラインと、今季リーグ戦初出場のGK大杉啓がピンチをしのぎ、前半は1-0で終えた。

後半は守備が整備され、前に出られるようになったが、52分MF富樫佑太にミドルシュートを決められてしまう。しかし前への意識を失わなかった福島は71分前へのプレッシャーで相手のDFラインでのパス回しのミスを誘い、DF雪江悠人からパスを受けたMF森晃太がゴールを決め再度突き放した。

このままリードを守りたかったが、84分MF普光院誠にミドルシュートを決められてしまい、2-2の引き分けに終わった。

主に守備面での課題が見えた試合だったが、依田監督の不在の影響は大きかったと思うので、やむを得ない部分はあったと思う。むしろ積み重ねてきた攻撃で2得点を奪って勝点1を取って帰って来たことをプラスに考えたい試合だ。敗戦の次の試合で、前節以上の大きなアクシデントがあった試合を引き分けで終われたことをポジティブに考え、次戦のホームSC相模原戦で必勝を期す。

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1.前半はプレスがハマらず、後半はミドル対応が課題
2.積み上げを見せられた2ゴール

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