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風も味方に。割り切った戦いが功を奏し、今季初の複数得点&無失点勝利【第14節八戸戦レビュー】

(写真提供©Fukushima United FC)

2023明治安田生命J3リーグ第14節

ヴァンラーレ八戸FC0-3(前半0-1/後半0-2)福島ユナイテッドFC
得点者
(福島)
37分樋口寛規
80分塩浜遼
89分長野星輝

福島ユナイテッドFCは6月18日、J3リーグ第14節ヴァンラーレ八戸FC戦に臨んだ。

第12節Y.S.C.C.横浜戦同様暴風が吹き、芝生もまだらに生えていてフラットではない状況で行われた一戦だったが、YS横浜戦敗戦の反省を生かした戦い方が功を奏した。

まず、前半に風下を取ったのが大きかった。前半は風上に立った相手の攻撃をしっかりと耐える展開。0-0で推移しても良かったが、37分MF宮崎智彦のコーナーキックをFW樋口寛規がニアサイドでヘディングですらし、今季3得点目となるゴールを決めた。風下の状況でセットプレーにより先制点が取れたのは非常に大きかった。

後半は風上に立ち、ある程度優位に試合を運ぶことができた。なかなかゴールを決められなかったが、80分DF田中康介のクロスから、FW長野星輝の背後のスペースに潜り込んだFW塩浜遼がリーグ戦では初となるゴールを決めて2点差に突き放した。89分には、MF森晃太がカウンターを仕掛け、相手GKをつり出した状態で無人のゴールに突進する長野へパス。長野が落ち着いてシュートを決めてようやく今季初ゴールとなった。3-0でスコア的には完勝した。

芝の状況が悪く、暴風というコンディションで、割り切ったサッカーに徹し、選手間の意思統一も図れていたのが良かった。あとは、芝が良い状態で、さまざまなプレーの選択肢がある状況でも意思統一を図って勝利に持って行けるか。この勝利を今度こそ次のホーム戦の勝利につなげなければならない。

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1.風は福島に味方した
2.ここぞで見せたベテランの味

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