アカデミーレポート番外編・尚志と帝京安積の福島勢対決が東北高校新人サッカー選手権大会で実現!福島U-15出身選手も出場
1月29~31日、福島県のJヴィレッジにて「第21回東北高等学校新人サッカー選手権大会」が開催された。各県新人大会上位の16チームが一堂に会する予定だったが、新型コロナウイルスオミクロン株の感染拡大により、先日の第100回全国高等学校サッカー選手権大会で優勝した青森山田をはじめ、仙台育英、羽黒、そして福島県新人大会準優勝の学法石川が出場を辞退し、12チームで行われた。
30日の2回戦では、1回戦で東海大山形に4-1と快勝した帝京安積(福島県3位)と、1回戦羽黒に不戦勝となった尚志(福島県1位)が対戦し、福島県勢対決が実現した。
尚志の先発メンバー
尚志はもはや語るまでも無い全国大会の常連で、先日の選手権ではDFチェイス・アンリを擁し、話題となった。帝京安積は近年地道に力をつけてきたチームで、郡山市南部に立派なクラブハウスと人工芝グラウンドを保有し、さらに人工芝半面が増える予定と設備面が非常に充実している。昨年は高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ東北に参入し、6位で見事に残留。同じ郡山市の高校同士の対戦となった。
帝京安積の先発メンバー
試合は前半、主導権を握ったのは帝京安積。「ブロックを作って守ったこともありましたが、その試合だけやり方を変えるのは、やってきたことの否定になる」という小田晃監督の信念の下、DFラインを下げずに、前から果敢にプレスをかけ、ボールを奪ったら手数をかけずにゴールを目指す縦に速いサッカースタイルでゴールを目指した。FW渡辺結心(2年、スポルト宇都宮出身)が3本シュートを放つが、あと一歩で決めきれない。小田監督は前半19分に、MF大河内善柚(1年、福島ユナイテッドFC U-12・U-15出身)を投入。前日の1回戦でも途中出場し、1アシストしている大河内に攻撃の活性化と、高い位置での守備を託した。一方の尚志は防戦の中、DF山田一景(2年、伊丹FC出身)を中心に守備陣が踏ん張り、前半は0-0で終えた。
福島ユナイテッドFC U-12・U-15出身の大河内善柚
しかし後半やはり地力を見せたのは尚志だった。
(残り 1267文字/全文: 2138文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ