【福島】『グッズ売りの少女』はクラブの未来に火を灯す / フロントスタッフ・グッズ担当 西井玲美インタビュー(2)「作家さんと企画した商品は完売も楽しみに」
いよいよ、福島ユナイテッドFCはJ2を目指す戦いへ――。そこへ挑む気持ちはオフ・ザ・ピッチで業務に取り組むスタッフも同じだ。グッズ担当の“れみぱん”こと西井玲美もその一人。2020年入社、新卒3年目にしてクラブのマスコットガールになりつつある彼女は何者なのか。インタビューの第2回をお届けする。(取材・文:FURUBAYASHI SATOSHI、写真:小林健志)
――れみぱんさんはJリーグでも数少ないケースで、グッズ担当として独立してSNSを運用していますよね。
このクラブに入った時からコロナ禍がはじまって、無観客試合でお客さんとも関われなかったので始めてみました。ツエーゲン(金沢)のグッズ担当さんがSNSをやっているのを知って、それを参考にしたんです。SNSはプライベートでも使ったことがなく、最初は抵抗がありました。始めたばかりの頃は何を投稿していいのかわからなくて。今はあるスポンサーさんが朝の挨拶を呟いているのを見て、習慣にして投稿しています。
運用する上では、公式っぽくグッズを宣伝しようというだけじゃなくて、サポーターの方とコミュニケーションが取れるように心がけています。紹介した商品を「買ったよ」と言ってもらえたり、最近だと新商品の話で盛り上がったりとか、そういうのがあると私も嬉しいので。
――販売にも影響していますか?
昨季は福島以外の場所へ出張販売も多かったんですが、そのときに他のクラブのサポーターさんに認知されていたことがよくあって、やっていてよかったと思いました。あと、アパレル系は特に着てみた感じ……例えばサイズ感とか素材とかすごく気になるじゃないですか。そういうのも伝えられたりしますよね。
他にも、売り場で話した情報をサポーターさんがSNSで拡散してもらえたりすると本当にありがたいです。
――売上も好調とお聞きしました。手応えはつかんでいますか?
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