【Football bless you】藤田息吹: “求道者”のオーラはないけれど
在籍期間が長くても短くても、試合に出ていても出ていなくても、同じ目標に向かい、モンテディオの一員として山形で過ごした選手は、たとえチームを離れてもいつまでも大切な存在。ともに歴史を創ってきた時間が消えることはない。
契約満了、移籍、引退…今シーズン限りでチームを去ることになった選手たちを「この先の人生に幸あれ」と送り出す、恒例のオフシーズン限定企画。(不定期更新)
口数は多くなく、言葉で引っ張るタイプでもない。ただ、ひとたびピッチに立てば、「藤田息吹は何人いるんだ?」と思わせるほど惜しみなく運動量を発揮する。隙あらば前線まで駆け上がり、ボールロストがあれば真っ先にボールに寄せていき、カウンターを受ければ自陣ゴール前までスプリントで戻る。全体の運動量が落ちてくる時間帯こそ、スタミナの違いを見せる真骨頂の時間。そうしたハードワークを90分間やり切るのはもちろん、 献身的に“頑張る”姿そのものが見る者の胸を打つ。
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