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【Football bless you】木戸皓貴:気遣いと駆け引き、忘れえぬ一撃

在籍期間が長くても短くても、試合に出ていても出ていなくても、同じ目標に向かい、モンテディオの一員として山形で過ごした選手は、たとえチームを離れてもいつまでも大切な存在。ともに歴史を創ってきた時間が消えることはない。
契約満了、移籍、引退…今シーズン限りでチームを去ることになった選手たちを「この先の人生に幸あれ」と送り出す、恒例のオフシーズン限定企画。(不定期更新)

トレーニングが始まれば、取材しているこちら側から選手・スタッフに声をかけることはまずない。極力、邪魔をしないことを心がけているためだ。たとえリラックスしているように見えても、頭の中で何かに考えを巡らせているかもしれない。ボールを拾いに来たり、全体練習が終わってクールダウンの最中、至近距離まできた流れで、互いに目が合えば「こんにちは」を言うことはあるが、選手側から声をかけてこない限りはそうした場面はない。率先してこちらに声をかけてくる選手は稀だ。

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