【サッカー人気4位】【浦和を語ろう・激論編】浮上してきた浦和と上位戦線(7)C…

Dio-maga(ディオマガ)

【トピックス】シーズン移行に関するオンライン囲み取材

【質疑応答】
--Jリーグが示しているデメリット、施設の確保であったり、ステークホルダーや大学・高校との期のズレであったり、あとはもちろん、降雪クラブの降雪期の対応など、さまざまな課題があると思いますが、そういった点に対しての克服方法であったり対策はどのようにお考えでしょうか。
まずですね、大学生もそうですし、高校生もそうですね、卒業してからプロの世界に入ってくる学生がいる以上、当然そこの学校の期のズレというものが発生すると思っておりますが、現状でも、基本的には特別指定制度がありますので、特別強化指定選手に関しては時期関係なく合流してもらっているのも事実ですし、今後ここは、どのタイミングでどうするということも決めなきゃいけない手続きにはなってきますが、特段、大きな課題があるわけではないのかなあと思っております。実際、Bリーグなんかでもそういったことも起きていると思いますし、そこと同じようなことをやっていくべきなのかなあと思っています。

併せて、ステークホルダーの皆様に対する部分だったりとかもまったく同様のことだと思っておりますので、そこに対してはしっかりとお話をしていって対応していくところかなとは思っております。

施設に関しては先ほどお話しさせていただきましたように、我々、(山形県)総合運動公園の指定管理をやらせていただいていることもありながら、いろんな方とお話ができる環境が整っているのもあるので、そこについては大きな課題だとは思っていないというのが、先ほどもお話させていただいた内容になります。

あと、期ズレのところですかね。先ほどもごあいさつのなかでお話させていただきましたが、もうすでに、どういう状況が起きるかということと、何が課題なのかというのが、我々の社内でいろいろシミュレーションしているなかで、問題ないというふうに結論を置いてますので、そこについてはさしたる問題ではないのかなと思っております。

--さまざまメリットもあるということですが、シーズン移行によって山形が得られる、特筆すべきメリットがあるとお考えでしょうか。
シーズンが8月に始まるというような考えで進んでいますので、開幕期をホームで迎えられる可能性が高いというのはすごくいいことなのかなあと思っております。(シーズンが)始まる前に、キャンプを地元でやるということも当然、考えられることですし、今までと同様で、3月のおそらく中旬ごろにウィンターブレイク後の試合が始まっていくと思いますけれども、そういったことも考えていくと、もしかしたら、ホーム開幕とシーズン開幕が同時なのと、シーズンの終了もホームで迎えられる可能性がありますので、そういったところは、すごいポジティブなところなんじゃないかなあと思っています。

1点、試合をやる環境で変化が起きているという部分と、6、7月にシーズンがないことと、あとは12月の2週目まで試合が入ってきますので、おそらく我々はアウェイでの試合になるんじゃないのかなあと考えています。なので、そこの部分、当然、そのときの状況にもよるんですけれども、遠征をしてそこから試合に臨むのか、もしくは、雪の影響がそんなにないようであれば、山形でトレーニングをして、いつもどおり遠征に向かうのか、というようなことになってくると思いますので、できるだけ選手の、体もそうなんですけれども、メンタル的な負担だったり、そういったところを取り除くような努力はいまも当然やっていることなので、今後も引き続きやっていくことなのかなあとは思っていますが、ここはアウェイが連戦というよりは、どちらかと言うとウィンターブレイクをはさむので、それほど負担には選手も考えていないというのが現状です。

--シーズン移行の議論が加熱していると言いますか、反対したクラブとの地域間の対立だったり、モンテディオのサポーターの間でも「反対だ」「賛成だ」という感じで、あまりよくない状況も生まれていると思います。そのようなことについて、クラブとしてはどのようにお考えでしょうか。
そもそもで言うと、呑気なとらえられ方をされては困ることなんですが、Jリーグができて30年経って、シーズンの期が変わることに対して、すごく多くの方たちが関心を持って議論していただいていることについては、すごくありがたいことなんじゃないのかなというふうに思っています。誰が正解で、誰が間違っているということではなく、いま出されている技術をもとにしっかりと理解をし、対応をしていければと思っておりますので、私もそうですけれども、なかなか最後まで全部読まない人は読まないまま、進んでいってしまうこともありますし、一生懸命読んでもなかなか伝わりづらい内容だとしたら、やっぱりご理解いただけないところも出てくると思いますので、そこは丁寧に話をしていくしか方法がないのかなと。

ただ、いまお話がありましたように、今回のこの決定をもとに、人の批判をするというのは、また全然違う次元の話になってくると思います。基本的に、ここまでたどり着くうえで、60チームのクラブの代表者が各クラブの意思を持って、何ヶ月も話をしてきたうえでのひとつの結論だと思っていますので、そこに対して後ろ向きではなく、できれば前向きに考えていただきたいなと思っていますし、お話したように変化のある部分、特にプレーをする時期という意味では、6、7月がなくなって、12月の2週目のところがプラスされたというだけで、「雪の日に試合をやれ」ということではないので、そういったところがちょっと誤解されがちなのかなあと思ってますが、そこ以外は特段、大きな問題ではないと思っていますし、クラブにとってもしっかりと考慮してくれた形で、リーグのほうもいろいろと準備をしてくれると思いますので、そういったところもしっかりと考えながら進めていきたいなあとは思っています。

--今回の決定に関して、Jリーグのほうでは100億円程度の支援が準備されているということですが、クラブとして、Jリーグに求めたい支援策は何かありますか?
たとえば、その100億円というお話もあるんですが、基本的には、冬場のトレーニング環境ということでよくその話が話題になるんですけれども、施設を造ることが目的になるようなものであれば、我々としては意味がないのかなあというふうに思います。イニシャルコストが出たとしても、それをランニングさせることの費用だったりとか、そういった部分は自力で作らなきゃいけないものになりますから、あまりそういった、「リーグが何かをしてくれるから」という考え方は、いままでもそうなんですけども、基本的には分配金をあてにしないとか、そういうことを我々考えながらずっと事業を進めていますので、あくまでもそこは端から期待をしているところではない、というふうに思っています。

--ウィンターブレイク期間のトレーニングですが、降雪地域はどうしても南のほうに行かなきゃいけないということもあるかと思いますが、それに対して、南のクラブは自分のところに残って練習が続けられるというメリットがあると思います。そうなると、キャンプに行くにあたっては、Jリーグからの支援というのが必要になってくるんじゃないかという指摘もあると思いますが、そのへんについてはどう思いますか?
いまと何が変化するんですかね、逆におうかがいしたいんですけども。いま僕らは、1月の10日ごろからキャンプに出て、2月いっぱいまで(地元に)いない状況でやってるんですね。変化があるとしたら、さっきもお話したように12月の2週目だと思っています。そこに関しては、何かがいただけるのであれば、それはありがたく使わせていただきますし、それがないというのであれば、ないなりに努力をしなきゃいけないことを考えないといけないというのがあると思います。それ(支援金)が出たとしても続くものではないと僕は思っているので、それをどういうふうに考えるか。永遠にあるものじゃないですから、そこはちょっと考え方として、いまと何が変わるのか、逆におうかがいしたいんですよね。そこの12月の2週目以外。どこですかね?

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