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ことばでさぐる「木山イズム」Vol.02 引き分けの正体

オフシーズンの新企画「ことばでさぐる『木山イズム』」。この1年間、木山隆之監督が残した膨大な量のコメントから、チーム作りの土台となる考えや、岐路でどのような判断が下されたのかなど、木山監督のサッカー観が表れたことばを抜粋し、解説を加える。

みんななんかね、ネガティブに言うんだけど(笑)。逆に言えば、去年の愛媛だって、あの規模のチームで10敗もしてない(12勝20分け10敗)っていうのは考えたらすごいことだし、あと10何点取れるストライカーがいたら、それが勝ちにつながってるわけだから。それはチーム力だと思うんですよ。我々も14位から去年スタートしてて、そこを積み上げていかなきゃいけない。いまは点が取れなかったり、思ったように攻撃できなかったりして多少苦しんでるけど、そこを積み上げていって勝てるチームにならなきゃいけないと思う。たくさん負けてたチームが、いきなりたくさん勝てるようにはならないので。プロセスがあると思うし、粘り強く戦えてるという見方をいまはすべきだと思う。ここで慌てて、点が取れないからと言って自分たちのやろうとしていることを崩してやりにいくと何もできないし、いまはそういうところを我慢しなきゃいけないと思うので、自分たちの根っこをしっかり持って戦えるチームにしていかないと。そう思いますよ、僕は。
(3月20日、囲み取材)

Vol.02 引き分けの正体

(残り 620文字/全文: 1204文字)

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