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ことばでさぐる「木山イズム」Vol.03 セットプレー(コーナーキック)の守備

オフシーズンの新企画「ことばでさぐる『木山イズム』」。この1年間、木山隆之監督が残した膨大な量のコメントから、チーム作りの土台となる考えや、岐路でどのような判断が下されたのかなど、木山監督のサッカー観が表れたことばを抜粋し、解説を加える。

(コーナーキックの守備で菅沼駿哉をストーンに置いていたことを聞かれて)前節も駿哉を(ストーンに)置いているので。前節はコーナーが1回しかなかったのかな? 最後の最後で。もう1回確認をしようということでやりました。失点しているポイントがストーンの後ろなので。もちろん、中はちょっと薄くなるんだけど、あそこで跳ね返せるように。トシ(高木利弥)と駿哉はウチの中ではヘディングが強いほうなので、そこにちょっと重きを置きながらやってみようかなと。いいかどうかはわかんないです、正直(笑)。どうやって減らすかということを試行錯誤してる段階で。前節、失点しなかったと言っても、CKが1本しかなかったので。だから、それが失点してない理由かどうかはわからない。でも、練習見てる限りはいいですよ。あそこで跳ね返してくれる人が1枚いるのは安心感があるし、前は潰してくれるから、後ろに逃げられるのだけはしっかり付こうとすると付けちゃったりすることもあるし。試行錯誤ですよ。
(5月5日、囲み取材)

Vol.03 セットプレー(コーナーキック)の守備

このコメントを聞いた5月5日はゴールデンウィーク連戦の最中。通常、セットプレー練習は非公開練習の日に行われるため、なかなか目にすることはできないもの。第12節・名古屋戦を前にしたこの期間も翌6日に非公開練習が予定されていたのだが、さまざまな条件が重なり、練習が公開されている5日に実施された。

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