Dio-maga(ディオマガ)

【練習レポート】館山キャンプ終了。その成果はプレシーズンマッチで!

空一面が雲に覆われていたが、微かな南風も届き、温暖な朝となった。うさぎの糞掃除用のほうきとちりとりを手に戻って来た内山俊彦コーチは、「たくさん取れましたか?」との問いかけに「大量です」と笑顔で答えた。

1月20日にスタートした館山キャンプは24日目のこの日が最終日。そして、翌日にはJ1に昇格した大宮とのプレシーズンマッチが組まれている。石井孝典フィジカルコーチが指導するウォーミングアップのメニューは、アジリティや少人数でのボール回し。シーズン中の「試合前日メニュー」になった。

フィールドプレーヤー24名のうち、離脱者は現在7名。キャンプ中の負傷者については軽めの怪我が多いが、プレーできるフイールドプレーヤーが17名では、90分×2試合分の人数に届かない。プレシーズンマッチ翌日に予定されていた大宮とのトレーニングゲームは中止となった。この日のトレーニングでも、ミニゲームはコーチ一人を入れても9対9と1チーム二桁に届かず、セットプレー練習でも控えのゴールキーパーも動員して行わざるを得なかった。

それでも、選手たちは元気に参加。ミニゲームで高橋健二コーチからキックオフのボールが入ってくる際、アルセウは右手をピンと挙げて「ハイ!ハイ!」とボールをくれるようにアピール。そしてもっとも元気な声を響かせたのは、やはり渡辺広大。イージーなミスをした選手には「おはよー!」ときついあいさつを浴びせ、カウンターを受けたときにはディエゴ ローザと並走。「速い!めっちゃ速い!」と言いながら懸命に食らいつき、8分には攻め上がり自らゴールも決めた。

試合は汰木康也などの活躍でオレンジのビブスを着けたチームの勝利。ビブスなしのチームは恒例のラインストップゲームを行った。一斉に止まったように見える際どい勝負となったが、石﨑信弘監督が「アウト!」と宣告したのは栗山直樹。しかし、これに参加するはずのディエゴ ローザが給水していたために参加していないことが判明。ディエゴ ローザも入れてやり直しを行った結果、1回目よりも際どい判定となったが、脚の置き場が悪いとして梅鉢貴秀が「アウト」。最初にアウトとなった栗山とともに、練習終了時の一発芸を2人が行った。

(残り 1180文字/全文: 2094文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ