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【山形vs浦和】レポート:大健闘を称えるその先に。(2462文字)

■2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ第2節
7月15日(水)山形 0-0 浦和(19:05KICK OFF/NDスタ/10,849人)
公式記録(山形公式)
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「やるべきことができなかった。いままでで最低なゲームだった」(浦和・柏木陽介)
「危ないシーン、相手の決定的なシーンは数少ない」(山岸範宏)

モンテディオ山形の2ndステージホーム開幕戦は、両者勝点1を分ける結果になったが、試合後には相反するコメントを両チームの選手達が残している。

この試合のモンテディオは試合の入り方、チーム戦術、運動量、集中力など、多くの面で1stステージ王者を上回り、そのコメントを引き出すにふさわしい充実した戦いをホームのサポーターの前で見せることができた。

1stステージと同様に、モンテディオの浦和に対する対応は、システムで言えば3ボランチの3-5-1-1。両サイドに広がる槙野や森脇にボールが入ると、左では松岡が、右では宮阪が一気にアプローチをかけ、それに連動してアルセウと反対側のボランチが横にスライドして中盤のスペースを埋める。サイドチェンジをされれば、今度は反対側のサイドでプレッシャーをかけ、残りの二人がまたそれに続く。3枚のボランチが中央のスペースを埋めながらゆりかごのように何度も横にスライドを繰り返し、両サイドに広がって数的優位を作ろうとする槙野と森脇に起点を作らせないのが、このシステムの最大の肝だった。

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