浦レポ by 浦和フットボール通信

最終的な勝利は大前提、ボーナスポイントの欲しい試合【轡田哲朗レッズプレビュー/ルヴァン杯鳥取戦】

(Report by 轡田哲朗)

初戦なので大会レギュレーションの確認を

浦和レッズは4月24日にルヴァン杯のミニトーナメント2回戦でガイナーレ鳥取とアウェーで対戦する。今季からこの大会はフォーマットが一新されて、J1からJ3まで全60クラブが参加するカップ戦になった。初戦なので、先に大会のレギュレーションをまとめて整理しておきたい。

昨季から今季にまたがって開催のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で、決勝トーナメントに進出している横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、ヴァンフォーレ甲府が8強シードとなるので、残りの5枠を57チームで争うことになる。まずは昨季順位を基準に5チームから6チームのミニトーナメントが行われ、プレーオフラウンド(位置づけは16強)に進出する10チームを決める。浦和の場合は、1回戦がスキップされて鳥取との2回戦が大会初戦。勝利すればVファーレン長崎と3回戦で対戦することが決まっている。また、ミニトーナメントの時点では下位カテゴリーあるいは同カテゴリー内で昨季順位が下のチームのホームゲームで一発勝負の試合を行うことになるので、鳥取に乗り込んでの初戦になり、勝った場合の長崎戦もアウェーゲームだ。当然、延長戦やPK戦も含め勝ち上がりチームを決めることになり、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の導入は準々決勝以降とされている。

これまでルヴァン杯で導入されていた年末時点で21歳以下の日本人選手をスタメンに含むレギュレーションは実施されない。一方で、昨季に早川隼平が受賞したニューヒーロー賞は、これまでと同じく21歳以下の日本人選手が対象になるが、受賞経験のある早川は対象外。今季の浦和だと堀内陽太が唯一その資格を持つ。また、この大会では試験的にベンチ入り枠が9人、スタメンと合計して試合の登録メンバーが20人に拡大される。4月23日のJリーグ理事会後に野々村芳和チェアマンは「2人分の遠征費が増える感覚をルヴァン杯で試してみて、来年以降どうしようかと。現場に寄り添った方法でトライしているということ。これなら問題ないとなれば人数を増やした方が良いと思っている。納得感が得られるかどうか、大会をやりながら各クラブの話を聞いていく」としていた。浦和にとってはありがたい措置だと言えるだろう。

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